SIMフリースマートウォッチにおすすめな格安SIM

SIMフリースマートウォッチ

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SIMフリースマートウォッチはスマホなしでも単独で通信できることが特徴です。スマートウォッチにおすすめな格安SIMをデータ通信SIMと音声SIM別にてデータ使用量から最安となる月額費用や使い勝手の観点から徹底比較しました。

スマートウォッチのSIMを選ぶ際のポイント

音声通話が必要か

SIMには電話番号が付与されていないデータ通信のみのSIMと電話番号も付与されている音声SIMがあります。データ通信のみのSIMの方が安価となります。
SIMフリースマートウォッチで音声の電話を使うかどうかで選択するとよいでしょう。

なお、音声電話がなくともAndorid系のスマートウォッチでLINEといったデータでの通話ができるアプリを入れれば、同じようなことは可能ですので、それでも足りるという方はデータSIMで十分でしょう。
110番、119番への通話も必要だとか、音声回線が必要な方は、音声SIMとなるでしょう。

データ容量

スマートウォッチでのSIMの使い方の特徴として、データ使用量がスマホ等に比べると少ないことが挙げられます。
スマホと連携している範囲内であれば、スマホからの通知で足り、スマホを持ち歩かないケースでのみ通信する点や使い方がデータ通話やメッセージのやり取り、多く使うケースでもビデオ通話やマップでのナビぐらいです。
動画を見たりといったデータ容量を使うケースは少なく1GBもあれば足りるケースが多いでしょう。

又、通信速度も同様の理由から過度に高速な通信は必要なく、1Mbps~2Mbps以上あれば十分なことも多いです。
高速通信を使い切った後どのような挙動になるかも重要です。
高速通信を使い切った後に通信ができなくなるSIMもありますが、やはり低速であってもつながるSIMがよいでしょう。

電波方式が対応しているか

重要なのが、SIMフリースマートウォッチの対応電波方式に対応しているかどうかです。

下記で各キャリアの周波数帯をまとめた表を記載します。

バンド周波数帯 ドコモ au ソフトバンク
Band1(2.0GHz)
Band3(1.7GHz) ◎   
Band8(900MHz)    
Band11(1.5GHz)  
Band18/26 (800MHz)    
Band19(800MHz)    
Band21(1.5GHz)    
Band28(700MHz)
Band42(3.5GHz)
◎:必須 ○:重要 △:あれば便利

◎について説明するとドコモ系の回線を使用する場合は、ドコモが使っている電波の周波数帯は他にもありますが、B1、B3、B19の3つのバンドだけ対応していれば基本的には問題なく使用できます。

バンド1は全国、バンド3は主に東京、名古屋、大阪で使えます。
なお、B19については、海外製のSIMフリースマートフォンの場合は、対応していないこともありますが、都市部で使う分においては問題ないでしょう。

Applewatch以外でSIMフリースマートウォッチはかなり限られ、海外製のスマートウォッチしか現状はありません。例えば、代表的な機種としてLEMFO LEM14の場合は以下のバンドに対応しています。


他の海外製のスマートウォッチもほぼ似たようなバンド対応状況です。

WCDMA(いわゆる3G):B1 / B2/B5
TD-SCDMA:B34 / B39
LTE-FDD(いわゆる4G):B1 / B2/B3/B5/B7/B8/B12 / B17 / B20
LTE-TDD:B38 / B39 / B40 / B41(100MHz)

ドコモ回線の場合は、B1とB3、ソフトバンク回線の場合はB1とB8、au回線の場合はB1が上記の表上の◎の回線とかぶっています。

従って、格安SIMを選択するのであれば、ドコモ回線か、ソフトバンク回線がつながる範囲が広いでしょう。au系は使ってみた限りでは、相性が悪いようです。又、楽天はband3のみつながりますが、都市部を除いては、かなりつながりにくくなり、適しておりません。

中華製のスマートウォッチには相性もあることから、個人的には、使った実績も多いドコモ系の回線をお勧めします。

おすすめのデータ通信SIM

SIMフリースマートウォッチにおすすめのデータ通信SIMを料金や使い勝手の観点から紹介します。
データ通信SIMは電話番号が付与されておりませんが、LINE等のアプリをインストールすれば、データでの通話は可能です。
なお、ドコモ、ソフトバンク等を選べるプランがありますが、上記で記載したようにドコモ系SIMが使用実績もあるため、推奨します。

HISモバイル ビタッ!プラン

HISモバイル ビタッ!プランはHISが運営する格安SIMサービスで なんといっても月額198円~と維持費が最も安いのが特徴です。
楽天の1GB以下無料がなくなったため、データ通信を最安で維持できる方法になります。

ビタッ!プランはデータ専用のプランで以下のようにデータ容量ごとに変動する従量制の料金体系となっています。

データ量 価格
100MBまで 198円
2GBまで 770円
5GBまで 1,320円
10GBまで 2,310円
15GBまで 3,300円
30GBまで 5,775円
50GBまで 330円/1GB
で追加可
HIS Mobile ビタッ!プラン

容量の制限を100MB・2GB・5GB・10GB・15GB・30GBと6段階でかけることができ、上限設定を超えた場合は低速通信(最高200Kbps)で使用することができます。
回線の種類はドコモとソフトバンクから選ぶことができます。

b-mobile 190PadSIM

b-mobile 190PadSIMは日本通信が運営する格安SIMで、税抜で190円(税込209円)と非常に安価で使用することができるSIMです。

b-mobile 190PadSIMは、データ専用のプランで以下のようにデータ容量ごとに変動する従量制の料金体系となっています。

データ使用量 価格
100MBまで 209円
1GBまで 528円
3GBまで 935円
6GBまで 1,595円
10GBまで 2,409円
15GBまで 3,608円

データ通信量については、3GB、6GB、10GB、15GBの上限設定をすることができ、上限設定を超えた場合は低速通信(最高200Kbps)で使用することができます。

回線の種類はドコモとソフトバンクから選ぶことができます。

イオンモバイル

イオンモバイルは100MBまでのといったライトユースには向きませんが、1GB~2GB程度の使用量であれば、コストパフォーマンスのよい格安SIMです。

データ使用量 価格
1GBまで 528円
2GBまで 748円
3GBまで 858円
4GBまで 968円
5GBまで 1,078円
6GBまで 1,188円
7GBまで 1,298円
8GBまで 1,408円
9GBまで 1,518円
10GBまで 1,628円

HISやb-mobileは従量制のため、容量を次月に繰り越すといったことはできませんが、イオンモバイルの場合は、毎月データ容量を指定でき、使わなかった容量は翌月に繰り越すことができます。
そのため、1GB使わない月もあるが、1GBを超える月もあるといった方の場合、1GBのプランで対応することもでき、結果としてHISやb-mobileよりも安くなることがあります。
データ容量超過後は、低速モード(最高200Kbps)で通信することができます。

回線の種類はドコモとauから選ぶことができますが、auは対応バンドの関係で海外製のスマートウォッチには適さないため、ドコモ一択となるでしょう。

おすすめの音声SIM

HISモバイル 自由自在プラン

HISモバイル ビタッ!プランはHISが運営する格安SIMサービスでなんと290円(税込)から電話番号が付与され、音声通話が可能なSIMです。
プランお申込み時に1GB・3GB・7GBから選択し、1GBの場合、月額基本料は基本的に550円となりますが、データ利用量が100MB未満だった場合、290円となる料金体系となっています。

従って、290円で維持する場合は1GBで申し込みをして、データ使用量が100MB未満である必要があります。

データ使用量 料金
100MBまで 290円
1GBまで 550円
3GBまで 770円
7GBまで 990円
10GBまで 2,190円
50GBまで 5,990円
HISモバイル

HISモバイル ビタッ!プランのように100MBで上限をかけることはできないのですが、1GBまでの料金でみると安く、更に音声通話までついてきているプランとなります。
ドコモ回線のみになります。

OCNモバイルONE 500MBコース

OCNモバイルは、NTTコミュニケーションズが提供する格安SIMサービスです。
NTTグループであり、品質の高い回線に定評があります。
その中で500MB/月コースであれば、月額550円から利用可能です。
500MB超過後は200Kbpsの低速モードで通信できます。
500MBと容量は同価格帯の他のSIMに比べると少ないのですが、10分間分の無料通話がついていることが最大の特徴です。音声通話も時々したいという方には、おすすめできます。
その他、Amazon music・Spotify・AWA・LINE MUSIC等の音楽のサブスクサービスが高速通信の消費の対象外となるMUSICカウントフリーが無料で使うことができ、スマートウォッチで音楽を聴きたいという方にもおすすめできます。

その他、使いきれなかった高速通信の繰越が可能でり、高速通信ON/OFF機能があります。
ドコモ回線になります。

データ使用量 料金
500MBまで 550円

iijmio ギガプラン

iijmioは大手格安SIMサービスです。
老舗であり、回線品質には定評があります。

最低2GBのプランからなので、マップでのナビ等ある程度通信量を使う方向けです。

料金面でHIS等には負けますが、高速容量が繰越可能、アプリで高速・通信オンオフ可能、高速通信消化後の低速モードが300kbpsと他よりも早く、読み込みのみ高速となるバースト転送機能があるのが特徴です。
マップのナビや通常の音質の音楽ストリーミング程度であれば300kbpsでも使えるので、データ使用量が多い方にはよいでしょう。

データ使用量 料金
2GBまで 850円
5GBまで 990円
10GBまで 1,500円

まとめ

データ専用SIM

データ専用SIMをデータ通信容量別に最適となるSIMをまとめると以下の表の通りです。
最安となる料金を黄色でハイライトしています。スマートウォッチで5GB以上を使用することは動画等をみるといった特殊な使い方をしない限りほぼないので、5GBまでの容量をまとめています。

データ容量 HIS Mobile b-mobile イオン IIJmio
100MBまで 198円 209円 528円 740円
1GBまで 770円 528円 528円 740円
2GBまで 770円 935円 748円 740円
3GBまで 1,320円 935円 858円 900円
4GBまで 1,320円 1,595円 968円 900円
5GBまで 1,320円 1,595円 1,078円 900円
         
データ上限
超過後速度
200kbps 200kbps 200kbps 300kbps
データ通信翌月繰越 × ×

<電話での通話を使わない方向け>
テキスト中心で使わない月もあり、最安で維持したい方(100MB以下)→HISモバイル
主にデータでの通話をメインに使うライトユーザー(100MB~1GB)→b-mobile
データでの通話に加えて、ビデオ通話も使うユーザー(1GB~2GB)→iijmio
ビデオ通話に加えて、マップでのナビ、音楽のストリーミング等も使うヘビーユーザ(2GB以上)
→iijmio

音声SIM

音声SIMをデータ通信容量別に最適となるSIMをまとめると以下の表の通りです。
最安となる料金を黄色でハイライトしています。
使わなかったデータ容量を翌月に繰り越せるかが会社によって違いますし、OCNは10分の無料通話がついていたり、iijmioは低速モードでも使えたりといった特徴があります。

データ容量 HISモバイル OCN イオン IIJmio
100MBまで 290円 550円 803円 850円
500MBまで 550円 550円 803円 850円
1GBまで 550円 858円 850円
2GBまで 770円 968円 850円
3GBまで 770円 1.078円 990円
4GBまで 990円 1,188円 990円
5GBまで 990円 1,298円 990円
         
通話料金 9円/30秒 月間10分まで無料
11円/30秒
11円/30秒 11円/30秒
データ上限超過後速度 200kbps 200kbps 200kbps 300kbps
翌月繰越 ×

<電話での通話を使わない方向け>
テキスト中心で使わない月もあり、最安で維持したい方(100MB以下)→HISモバイル
主にデータでの通話をメインに使うライトユーザー(100MB~1GB)→HISモバイルかOCN

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