スマホなしでスマートウォッチのみをもってラジオを聴きながら散歩やランニングをしたいという方むけて、オフラインでラジオ・ポッドキャストが聴けるスマートウォッチをまとめました。
スマホをもっていけば、ラジオは聴けるものの、ランニングをしている際はポケットの中で跳ねて邪魔に感じたり、重く感じたりします。
又、散歩に行くときもいちいちスマホをもっていくのも面倒に感じます。そんな時に、スマートウォッチのみでラジオ再生ができれば便利でしょう。
今回は、スマホをもっていかずとも単独でラジオを聴けるスマートウォッチを紹介します。
まず、結論からいうとAM/FMラジオのチューナーを備えたスマートウォッチは存在しません。
一つ目の方法としては、radikoで聴く方法です。
全国の放送局のAM/FMラジオが聴けるradikoがあり、ネット環境(自宅のwifiやスマートフォンとの接続、セルラーモデルでのインターネット接続)があればスマートウォッチで聴くことができます。しかし、スマートウォッチ単体でかつスマートウォッチでの回線契約なしで聴きたいという方も多いでしょう。
そんなオフライン環境下で聴きたいという方でも、一部ラジオを聴くことができるのがポッドキャストを活用する方法です。
以下、それぞれの方法について解説していきます。
スマートウォッチ単体でradikoを聴く方法
全国の放送局のAM/FMラジオが聴けるradikoアプリがありますが、現在スマートウォッチでオフラインで聴くことはできません。
AM/FMラジオをランニング中に聴きたい場合は、スマホをもってトレーニングするかセルラーモデルで聴く必要があります。
後者のスマートウォッチ単体でradikoを聴く方法ですが、前提としてセルラーモデルのスマートウォッチをセルラー契約(スマートウォッチで通信ができるようにする)をしている必要があります。
Apple watch series3以降であれば、radiko for WatchというApple watch用のアプリを使って、近くにiPhoneがなくても、Apple Watchがインターネットに接続していれば、単体でradikoを聴くことができます。
ラジオを聴くためにセルラー契約をするのはハードルが高いでしょうから、既にセルラー契約がある方向けのやり方になります。なお、セルラーモデルであっても下記のスマートウォッチ単体でオフライン再生をする方法にて再生が可能です。
ややハードルが高いでしょうから、続いてスマートウォッチ単体でオフラインでラジオを聴く方法について紹介します。
スマートウォッチ単体でオフラインでラジオを聴く方法
スマートウォッチでの回線契約はしておらず、スマートウォッチのみでオフライン状態で聞きたいという方が多いでしょう。
スマートウォッチ単体でというのは、スマホとBluetooth接続せずに(つまりスマホが近くになくとも)wifi接続もない状態で聴けるということを指します。
この状態でラジオを聴くには、あらかじめスマホ内のラジオコンテンツをスマートウォッチへダウンロード(同期)することが必要です。
AM/FMチューナーを搭載したスマートウォッチは存在しないので、ここではラジオはポッドキャスト(podcast)を指すことします。
ポッドキャストとネットラジオの一種ですが、様々なコンテンツが無料で配信されています。
ラジオが聴けるスマートウォッチ用アプリ
ラジオ(ポッドキャスト)が聴けるスマホアプリは数多くありますが、ウォッチアプリがあるラジオ配信アプリとなると限られてきます。
主なアプリとしては以下でしょう。
・Apple Podcast
・Spotify
・Amazon Music
ラジオを聴けるスマホアプリはありますが、スマートウォッチ用となると限られています。
podcastアプリを使えるスマートウォッチは、Apple watchか、wear osが搭載されているAndroidスマートウォッチが選択肢になります。
アプリ | Apple Watch | GAMIN | Pixel watch | Galaxy watch |
Apple Podcast | 〇 | × | × | × |
Spotify | 〇 | 〇*1 | 〇*1 | 〇*1 |
Amazon Music | × | 〇*2 | × | × |
Wear OS podcast | × | × | 〇 | 〇 |
*1 オフライン再生にSpotifyプレミアム契約が必要
*2 オフライン再生にはPrime会員が必要
Apple watchは、Series3以降が対応していますが、あまりに古いモデルだとサポートが終了する可能性もあり、なるべく最新版か1世代前の型落ちモデルがよいでしょう。
wear osが搭載されているAndroidスマートウォッチとしては、Galaxy watchやpixel watchがあります。Galaxy watchはサムソンのスマートウォッチ、pixel watchはGoogle製のスマートウォッチです。
又、その他、純正のWear Osを搭載しているわけではないですが、ランニングユーザーには定評のあるGarmin のスマートウォッチも使用できます。
Apple Podcast
Apple PodcastはAppleの純正アプリで、iPhoneとApple Watchに初期でインストールされています。
多くは無料で聴くことができ、一部のポッドキャスターは、プレミアムコンテンツ、エピソード、チャンネルを、1か月または1年ごとのサブスクリプションで購入できるようになっています。多くの方は無料のもので十分でしょう。
iOS専用のため、Androidユーザーは使用できませんが、iphoneユーザーであれば、使い勝手がよいApple watchでしょう。
デフォルトの設定で自動ダウンロードがオンとなっており、フォローした番組の未視聴エピソードを最新エピソードから順に自動的にダウンロードしApple Watchの充電中に同期してくれる仕様となっており、 使い勝手は抜群です。
AndoroidユーザーはApple watchは使えないので、Androidスマートウォッチより選択することになるかと思います。
Amazon Music
Amazon Musicのポッドキャストをオフラインのスマートウォッチで再生できるのは、今のところGARMINのスマートウォッチだけです。
オフライン再生に対応しているのは、有料会員であるAmazon Music PrimeとAmazon Music Unlimitedでポッドキャスト番組の数はUnlimitedと変わりません。
アマゾンのプライム会員になっている方であれば、Amazon Music Primeは無料で使うことができます。
Spotify
Spotifyの場合は、無料プランと有料プランがあります。
無料プランであってもポッドキャストについては、オフラインでダウンロードが可能とされています。
音楽については、オフラインのスマートウォッチのみでSpotifyのポッドキャストを聴くにはコンテンツのダウンロードが可能になる有料プランのPremiumに加入する必要があります。
Apple watchでもSpotifyは使用できますが、ポッドキャストの最新エピソードの自動ダウンロードがないため、iphoneユーザーの場合は、ポッドキャストを聴く上で便利なのはApple Podcastかと思います。
Wear Casts: podcast app
Wear OS スマートウォッチ用のポッドキャスト プレーヤーです。
ポッドキャストをストリーミングまたはダウンロードしてオフライン再生し、携帯電話を持たずに聴くことができます。Wear OS 用なので、Galaxy watchやPixel watchをお使いの方向けでしょう
オフラインでラジオを聴けるスマートウォッチ
Apple Watch
iPhoneユーザーならApple Watchを使用すればまず間違いはないでしょう。
オフライン再生が可能なのは、Apple PodcastとSpotifyです。
ラジオを聴きたいなら自動的に同期されるApple Podcastが使いやすいです。
既にSpotifyを契約しているのであれば、有料のSpotifyも聞くことができます。
ランニングで音楽やラジオを聴くのであれば、必ずしも最新モデルである必要はないため、Apple watch series 8も選択肢になるでしょう。
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 41x35x10.7mm(41mmモデル) |
重量 | 32g(アルミニウム) |
保存容量 | 32GB |
バッテリーの持ち | 18時間(低電力モード最大36時間) |
防水対応 | 泳げる耐水性能 |
運動記録 | 対応 |
音楽配信サービス対応 | Apple Music、Spotify Amazon music(オフライン再生不可) |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
もしくは廉価版のSE第2世代でも十分でしょう
GARMIN製スマートウォッチ
ランニングウォッチとして多くのランナーにも使われているGARMIN製スマートウォッチは色々な音楽配信サービスとの連携が可能です。
その中でも日本語のPodcastが聴けるのは、Amazon MusicとSpotifyとなっています。
Amazon Musicはオフライン再生するには、プライム会員への加入が必要となっています。
Androidユーザーで、トレーニング用のスマートウォッチを探しているならGAMINは選択肢になるでしょう。iPhoneとも接続可能です。
エントリーモデルには音楽再生には対応していないモデルがあります。
基本的に音楽再生に対応しているモデルはポッドキャストも再生可能です。
おすすめのモデルを紹介します。
Forerunner 265
画面 | 1.3 インチ |
サイズ | 46.1 x 46.1 x 12.9 mm |
重量 | 47 g |
保存容量 | 8GB |
バッテリーの持ち | 最大20日間※ |
防水対応 | 防水等級:5 ATM |
運動記録 | 対応 |
音楽配信サービス対応 | Spotify |
Amazon Music | |
LINE MUSIC | |
AWA | |
Bluetooth | Bluetooth SMART |
Pixel watch3
Google製のスマートウォッチのPixel watchもWear OSを採用しており、Podcastが聴けます。
聴く手段としては、SpotifyとWear OS podcastというGoogle Playストアのアプリをインストールする方法があります。Spotifyはプレミアム契約が必要になるので、契約していない方はWear OS podcastになるでしょう。そのほか、Suicaも使用でき、保存容量も32GBと余裕があります。
画面 | 41 mm:1.2インチ 408 x 408 ピクセル 45 mm:1.4インチ 456 x 456 ピクセル |
サイズ | 41 mm:約41×12.3mm(直径・高さ) 45 mm:約45×12.3mm(直径・高さ) |
重量(ベルト除) | 41 mm:31g(ベルト除) 45 mm:37g(ベルト除) |
保存容量 | 32 GB |
バッテリー容量/持ち | 41 mm: 307mAh 45 mm: 420mAh |
バッテリーの持ち | 最大 24 時間(常に表示状態のディスプレイの場合) 最長 36 時間(バッテリー セーバーモード) |
防水対応 | 防水等級:5 ATM |
運動記録 | 対応 |
音楽配信サービス対応 | Spotify、Youtube Music,Amazon music |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
Galaxy watch 6
Samusung製スマートウォッチのGalaxy WatchもWear OSベースのため、Podcastが聴けます。
聴く手段としては、pixel watch同様、SpotifyとWear OS podcastというGoogle Playストアのアプリをインストールする方法があります。
Spotifyはプレミアム契約が必要になるので、契約していない方はWear OS podcastになるでしょう。
画面 | 1.3 インチ |
サイズ | 38.8 x 40.4 x 9.0mm |
重量 | 28.7 g |
保存容量 | 16GB |
バッテリー容量/持ち | 300 mAh |
バッテリーの持ち | 最大40時間 |
防水対応 | 防水等級:5 ATM |
運動記録 | 対応 |
音楽配信サービス対応 | Spotify |
Bluetooth | Bluetooth v5.3 |
なお、ラジオを聴く際には、私は以下のshokzの骨伝導のイヤホンを使っています。
耳をふさがないので、圧迫感がないですし、周りの音も聞こえるため、ランニングや散歩用のイヤホンとして使っています。