プールで使えるおすすめの水泳記録スマートウォッチ

水泳

プールで泳いでいたときに、プールで水泳の運動量や動き、タイムを記録できればいいなと感じることがあり、色々と水泳の記録に向いているスマートウォッチ、ウェアラブルデバイス、活動量計を調べて複数の候補から検討しました。
今回は、スイミングプールで使うのにおすすめのスマートウォッチを紹介したいと思います。

プールで泳ぐ際に使用するスマートウォッチを選ぶ際には、私は安全性、防水性、水泳のアクティビティの記録を重視しました。

プール用スマートウォッチに重要なこと

プールで安全に使えるか、目立たなさ

この安全性という項目が最も重要かと思います。又、つけていてびくびくしながら使うのも心臓によくないので、目立たなさも重要です。
まず、スイミングプールでスマートウォッチや時計を使うのは、ジムやプールにもよりますが、禁止されていることが多いです。
但し、一部ジムでは使用可能になっています。
東急オアシスはApple watchを全店利用可能となっているようです。
なぜ禁止されているかというと、ガラスをつかっていますし、腕につけてスマートウォッチが他の人にあたるのがあぶないからというところが多いです。
確かに結構固いので、クロール等でぶつかると危険だという意見もわかります。
他人にけがをさせてしまうと大事になります。
私がプールで使うのに、最も重視すべきと考えたのがまず安全面です。
やはり大きく液晶を使っているものは、危険とみなされることがあるので、ゴムで覆われていて、ぶつかっても危なくないものを選ぶとよいでしょう。
素材も金属よりもシリコンゴム等の柔らかい素材の方がよいでしょう。
例えばセントラルスポーツだとシリコン製カバーなど全体を覆うものを装着する事で、プールでのご利用は可能となったとのことです。
又、ラバー(ゴム)製でバンド状のものはシリコン製カバーを装着しなくても利用可能とされています。
MOOV NOWやGARMIN   VIVOFIT3、Fitbit charge3がカバーをつけなくてもそのまま使用可能なものとして挙げられていますので、参考にしてください。

ウェアラブル端末(水中時計)は使用できますか | よくあるご質問 | セントラルスポーツ
◎シリコン製カバーなど全体を覆うものを装着する事で、プールでのご利用は可能です。他のお客様のご迷惑とならないよう自己責任においてご利用頂きますようお願いします。◎ラバー(ゴム...

主要フィットネスジムのスマートウォッチ対応状況

参考として各ジムのプールでスマートウォッチの使用が認められているかまとめました。

セントラルスポーツ

・シリコン製カバーなど全体を覆うものを装着する事で、プールでのご利用は可能。
・ラバー(ゴム)製でバンド状のものに関しては、シリコン製カバーを装着しなくても利用可能
ウェアラブル端末(水中時計)は使用できますか

ティップネス

クラブが指定するシリコンバンドを着用することで、活動量計つきのウェアラブル端末に限り、プールでの着用が可能。
ただ、従来の腕時計は禁止されているので、普通の腕時計に見える端末は何か言われる可能性はあります。
よくある質問

よくあるご質問

東急スポーツオアシス

業界で初めて、Apple watch が利用可能にした旨のプレスリリースを出しています。
専用のシリコンカバーでおおわれている状態であれば使用可能

業界初!プールでApple Watchなどが利用可能に!

コナミスポーツクラブ

専用のシリコンカバーでおおわれている状態であれば使用可能

プールで腕時計型の活動量計を装着して泳げますか

JEXER(ジェクサー)

専用のシリコンカバーでおおわれている状態であれば使用可能

ルネサンス

ウェアラブル端末のご利用は可能です。 「腕時計型」もしくは「リストバンド型」で、完全防水のものをご利用お願いいたします。 水中では他のお客様と接触しないように気を付けてご利用ください。

防水性能

又、当然ながらプールで使うわけですから防水性にも留意する必要があります。
防水を謳っていても日常防水程度のものもあります。
やはりダイビング対応まではいかないまでも水中で1時間近く動かすわけですからIPX8(継続的に水没しても内部に浸水することがない)ぐらいの性能又は公式に水泳に対応していることは必要かと思います。

防水等級 防水性能
3気圧防水 日常生活用防水
5気圧防水 水に触れる機会の多い水仕事・水上スポーツなど
10気圧防水 素潜りでも使用可能

プールで使用可能かどうかは、防水等級を確認すればよいですが、3気圧の場合は、プールでの使用は不可、5気圧防水のものは、製品により異なります。
公式にプール対応を謳っているApple watch series5等は5気圧です。
10気圧防水は素潜り等でも使用可能なので、基本的にプールでも全く問題なく、使用できます。
ただ、プール対応といっても、普通の泳ぎをする場合を想定しており、例えば飛び込みをする方は、より強い水圧がかかるので、より防水性能が必要でしょう。

水泳の記録

水泳をきちんとトラッキングして記録できることも重要です。
何往復したか数えるのは大変なので、どの程度の距離をどの程度のスピードで泳いだか、泳法の種類(平泳ぎかクロールか)ぐらい記録ができると望ましいです。
加えて、いちいちワークアウトで水泳を選択してから記録開始ではなく、水泳を自動検知して勝手に記録してくれるかどうかも重要かと思います。
注意点としては、スマートウォッチを、基本的に腕に巻いて使用するので、腕の動きで泳法等を検知します。従って、キックのみの動きは検知できないものが多くなります。
本格的に計測したいのであれば、「SWOLF」に対応したものの方がよいでしょう。
「SWOLF」とは、SWOLFとは水泳効率を表す指標で、1ストロークでの効率性がわかります。
25mを泳ぐのに要した時間(秒)+ストローク数の合計の計算式で算出されます。
ストローク数を自分でカウントするのは難しく、自動で計測ができるのは、まさにスマートウォッチならではの機能といえるでしょう。自分の泳ぎが数字でみえる形で改善されていくのは、モチベーションアップにもなります。

又、可能であれば心拍数も図れた方がよいでしょう。
心拍数により自分にどれだけ負荷がかかっているかがわかります。
自分にとっての最適なトレーニング強度の参考になります。

単体で音楽再生可能

こちらは人によるかもしれないですが、プールで音楽を聴きながら泳ぎたい方は、単独で音楽再生可能なモデルがおすすめです。
スマートフォンと連携して、操作するだけでなく、スマートウォッチに記憶容量があり、Bluetoothイヤホンで音楽が聴けるモデルです。

水泳対応のおすすめスマートウォッチ

Fitbit Flex2

Fitbit Flex2は、スマートウォッチというよりも画面がないリストバンド型端末になります。

まず他のスマートウォッチと違い、機能はかなり限定されていますが、液晶がなく、ゴムで全体が覆われているため、仮に他人にぶつかっても危険は少ないです。
ロッカーのカギを腕に巻くプールが多いと思うのですが、そちらの方が危ないぐらいです。
監視員がいるプールでも何度も使用していますが、何も言われたこともありません。
防水は50M防水に対応しており、水泳動作を自動検知し、距離と時間もカウントしてくれます。
上記の観点から私はプールでは安全性を重視して、Fitbit Flex2を使用していましたが、現在は残念ながら生産中止になっています。今、販売しているのは中古のみです。

上記は実際に水泳に使った時の記録で、どれぐらいの時間、どれぐらいの距離を泳いだか自動で記録してくれます。クロールと平泳ぎの識別まではできないようです。
ちなみにスマートフォンとつながっている必要はなく、自宅にスマートフォンを置いてきても大丈夫です。
プールの記録機能については、泳いだ時間とプールの長さを自動的に記録します。
本体をいじることなく、水泳を自動的に検知して、記録してくれるのがありがたいです。
プールの長さを入力して、距離と時間を記録できます。

電池持ち 5日間
防水等級 水深50mまでの水泳防水
プール対応
プール記録
心拍数記録 △(プール記録時不可)
音楽再生 ×

但し、既に生産中止となっているので、今購入するのであれば、画面があり、同様にコンパクトなFitbit Inspire 3がおすすめです。

Fitbit Inspire 3

Fitbit Inspire 3は、Fitbit Flex2の後継機が発売されない中では最も後継機に近いトラッカータイプのモデルになります。画面が小さく、コンパクトで健康管理機能に限って言えば上位機種と遜色ないモデルで、電池持ちも最大10日とよくコストパフォーマンスがよいモデルです。
金属部分もなく、シリコンとプラスチック素材であることからプールで使う際にあぶなくないのもよい点です。

電池持ち 最大10日
防水等級 水深50mまでの水泳防水
プール対応
プール記録
心拍数記録 △(プール記録時不可)
音楽再生 不可

Apple watch Series

スマートウォッチで最も有名なApple watch も水泳対応となっています。
ただ、画面が大きいので、使用できないプールもありますので、注意しましょう。
使用できないプールであっても、ゴムバンドをつければ、使用可能等の条件が示されている場合がありますので、よく使うプールやジムに確認しましょう。

Apple watchには、「スイミングワークアウト」機能が備わっており、水泳データの計測ができます。
つけて泳ぐだけでクロールや平泳ぎといった泳法の種類も判別できます。
水泳のワークアウトが開始されると、画面は自動的にロックされます。
休憩時には、デジタルクラウンを回せば音が鳴って、スピーカー部分に入った水を排出して、タップできるようになります。
計測した水泳データは、iPhone標準アプリの「フィットネス」に連携することで、日々のスイミングアクティビティが記録できます。

電池持ち 18時間(省電力モード最大36時間)
防水等級 5気圧防水
プール対応
プール記録
心拍数記録
音楽再生


Garmin Swim 2 / Slate

ガーミンの水泳に特化したモデルです。
フィットネスのトラッキングでは、トップブランドでもあり、機能は非常に充実しています。
プールスイムモードとオープンウォータースイムモードがあり、自動で記録をしてくれます。
プールで使用する場合は、プールスイムモードになりますが、トライアスロン等屋外でも使用する方は、オープンウォータースイムモードで計測することになります。
プールスイムモードでは、距離、ペース、ストローク数、ストローク種類、SWOLF(スイム効率を測定)
オープンウォータースイムモードでは、湖、海洋、河川での水泳時に内蔵のGPSを使用し、距離、ペース、ストローク数、SWOLF、ストローク速度、ストローク距離を記録できます。

又、胸に心拍ベルトをつけることなく、水中での心拍の状態を計測することができる水中心拍計心拍数の記録も可能となっています。水中で心拍の計測ができるモデルはあまりないので、貴重な機種です。

計測した水泳データは、スマホアプリ「Garmin Connect」につなぐことで、日々の水泳の活動記録をグラフで見える化することができます。

電池持ち 最大7日間
防水等級 5気圧防水
プール対応
プール記録
心拍数記録
音楽再生 ×
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ガーミン(GARMIN)
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ガーミンのVIVOFIT4も水泳で使えるものとして例示されているものです。
バッテリーが1年持つなどの特徴があります。
こちらもゴムで覆われており、上記リンクで示したジムでラバーで覆われているため使用可能なものとして例示されています。
ただ、VIVOFIT4の場合ですが、ウォーキングやジョギングなど、加速度センサーが感知しやすい動きに対しては認識しやすいですが、水泳などは認識しにくいことがあるという意見もあったことや液晶があるので私は別のものを選びました。
電池持ち 1年間
防水等級 不明だが、スイム対応
プール対応
プール記録
心拍数記録 ×
音楽再生 ×

Fitbit Charge 5

Fitbit Charge 5は、GPSやSuica等高機能なモデルになります。
Fitbit chargeも上記のリンクで”ガラス(または、プラスティック)部品が有りますが、許容範囲とし使用可能”と記載されておりました。
防水50M対応、きちんとスイムを自動記録する等いい機種です。
自動で泳ぐ長さ、時間、距離、ペースを記録できます。
時間も確認したい方にはおすすめです。
又、Suicaもついているので、現金をもっていなくても自販機等で水分補給できるというメリットがあります。
電池持ち 最大7日間
防水等級 5気圧防水
プール対応
プール記録
心拍数記録
音楽再生 ×

Fitbit Versa 4

音楽も聴きたいのであれば、液晶が大きくなってしまいますが、Fitbit Versa 4という選択肢もあります。Amazon Alexa,Suicaを搭載しておりますが、個人的には水泳を記録する目的だとオーバースペックで画面が大きく目立つことからあまりおすすめはしません。

電池持ち 6日
防水等級 5気圧防水
プール対応
プール記録
心拍数記録
音楽再生

HUAWEI Band 7

6軸モーションセンサーを使用して、バタフライ、背泳ぎ、自由形、平泳ぎなどのストロークを識別することが可能です。
計測内容としては、消費カロリー、ストローク数、速度、平均ストローク速度、ラップ、距離、平均SWOLFを記録することができます。
ヘルスケア(Huawei Health)アプリの 活動記録 カードから詳細な水泳データを確認できます。
水泳中の心拍数監視はできないですが、値段に比較してコストパフォーマンスがよいモデルです。
電池持ち 14日
防水等級 5気圧防水
プール対応
プール記録
心拍数記録
音楽再生 ×

FORM Smart Swim Goggles

スマートウォッチではないですが、ゴーグル型のAR端末もあります。
泳いでいる間、ゴーグル上にリアルタイムの計測データを表示します。
スプリット時間、ストローク数/カウント、100mあたりのペース、距離、カロリー、心拍数など、12のカスタマイズ可能な計測データを記録して表示可能です。Apple Health、Google Fitに同期できるので、近くにスマートウォッチがつかえる施設がない方は、プール用に使用するのもよいでしょう。
単独では、心拍数を計測できないですが、polarの心拍計を併用することで連携できます。

まとめ

本格的なトレーニング計測機能を求めるのであれば、Garmin Swim 2がおすすめできるでしょう。
他にもいろいろと使いたい場合は、Apple watchがおすすめです。
画面が大きなモデルは、使えないプールもありますが、Apple watchを使えるジムやカバーつきであれば問題ないプールも増えてきていますので、カバーを使う選択肢も検討するとよいでしょう。
目立たないものやまずは安価なものからつかってみたいという方は、FitbitやHUAWEI Band 7といったバンド型の画面が小さなモデルがおすすめです。
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