サウナがマイブームとなっており、様々なサウナに行くのですが、サウナによっては時計がなかったり、目が悪いため小さくて見えないこともあります。。
サウナ〇分、水風呂〇分、休憩〇分とローテーションすることもあり、時間が気になることも多いです。
今回は、サウナで使えるおすすめのスマートウォッチを紹介したいと思います。
時間がわかるだけであれば、チープカシオで問題ないのですが、脈拍が計測できたり、周りに迷惑とならないように音を出さずにバイブレーションでアラートができたりと時計よりもできることが広いです。
又、活動量計としての歩数計測機能やカロリー計測機能、通知機能等があるので、サウナ以外での使い道も多いです。
サウナーがスマートウォッチを選ぶポイント
サウナで使えると公式で保証している商品は存在しません。
サウナのような高温多湿な状況を想定した規格が存在しないからです。
又、サウナの後に水風呂に入るので、かなり過酷な環境になります。
ニッチな分野なので、温度や湿度を考慮した規格が今後出てくる可能性も高くはないでしょう。
しかし、公式では対応していないものの、実は使えるという商品をみつけることはできます。
サウナ用のスマートウォッチを選ぶポイントとしては防水機能、対応温度、音を出さずにバイブでアラームができるか、壊れても惜しくない程度の値段かが挙げられます。
防水機能
防水機能は、様々な防水等級がありますが、JIS規格の場合の等級は以下のようになっています。
防水等級 | 防水性能 |
3気圧防水 | 日常生活用防水 |
5気圧防水 | 水に触れる機会の多い水仕事・水上スポーツなど |
10気圧防水 | 素潜りでも使用可能 |
サウナは10分程度で上がりますし、サウナで使用できる腕時計として有名なチープカシオは生活防水程度の性能のものが多いことを考えてもできれば5気圧防水以上のものがよいでしょう。
対応温度
公式にどの程度の温度まで対応しているか確認しましょう。
サウナの温度は、以下のようにサウナの種類によって様々です。
名前 | 温度 |
乾式サウナ(ドライサウナ) | 80°C〜100°C |
フィンランド式サウナロウリュ | 80°C〜90°C |
遠赤外線サウナ | 65°C〜70°C |
スチームサウナ | 40°C〜60°C |
ミストサウナ | 40°C〜50°C |
ソルティサウナ | 40°C〜50°C |
冷凍サウナ | -10°C |
サウナの温度は100℃近くいきますが、実際のところスマートウォッチの耐熱温度は高いものでも60℃程度です。
ただ、自己責任になりますが、本体の温度が60℃にいくにはかなり長い時間サウナに入る必要があり、実際に使う10分程度でスマートウォッチ本体が60℃に行く可能性は高くはないといえるでしょう。
又、スマートウォッチによっては、高温になると本体を守るために強制的に電源が落ちる機種があります。
Apple watch等そのような機能を有している機種は、濡れタオルをかぶせる等をしないとサウナ内での使用は厳しいでしょう。
そのほか、後で紹介するmibandと似た機種でHUAWEI Bandがありますが、対応温度は-10℃~45℃とほぼmibandと同じです。
しかし、一定温度を超えるとシャットダウンする安全機構があり、濡れタオルをかぶせて使用しないと厳しいでしょう。
このように対応温度だけでなく、機種ごとの特性もあるので、先人が使った実績のある機種を選ぶのがよいでしょう。
心拍数測定とタイマー機能、バイブ機能
サウナから出るタイミングは時間ではなく、個々人によって違うので、心拍数が平常時の2倍か、心拍数が120を超えてきたら出るとよいとサウナの入り方に関する本に記載されていました。
私は130を超えたらサウナから出るように目安にしています。
そのような意味で、心拍数をリアルタイムで計測でき、スマートウォッチで見れるモデルの方がよいでしょう。
又、サウナ内には、砂時計はあるものの、一つしかなかったり、時計があっても視力が悪い方には見えなかったりします。
タイマー機能かストップウォッチ機能があるとサウナ、水風呂、休憩といったサイクルの時間管理が容易に行えます。加えて、サウナ内で大きな音を出してしまうとマナー違反なので、バイブ機能で音を出さずに振動で通知できるものがよいでしょう。
値段
繰り返しにはなりますが、公式でサウナに対応しているといっているスマートウォッチは存在しません。
従って、サウナで使った結果壊れても文句はいえませんし、保証もされません。
最初は壊れてもしょうがないなーと思えるぐらいの値段のものがよいと思います。
あとは、例えばリューズ等のボタンがついていなかったり、スピーカー機能やマイクがついていなかったり、機能がシンプルというのも重要ではないかと思います。
やはりマイクの穴があれば、そこから水が入る可能性もありますし、防水時計が壊れるのも水中内でのボタン(リューズ)操作が原因となることが多いです。
水が入る余地がある機能がついていないシンプルなものがよいかと思います。
サウナーにおすすめのスマートウォッチ
Xiaomi Smart Band(旧Mi band)
項目 | 機能 |
防水性能 | 5気圧防水 |
対応温度 | -10℃~50℃ |
心拍数測定 | 〇 |
ストップウォッチ | 〇 |
バイブアラート | 〇 |
重量 | 約20g |
連続使用日数 | 21日 |
5,000円程度と安い値段で買える多機能なフィットネスバンド。
Mi Band を実際にサウナで使っており、2年間以上にわたり使用していますが、今のところ動作不良は起こしていません。他のスマートウォッチでは、高温のため、自動的にシャットダウンされてしまうことがあるのですが、シャットダウンされることもありませんでした。
サウナと水風呂の温度差に耐えています。又、温泉内でも普通に使用しています。
Mi Band が便利なのが、心拍数を測れることと、タイマー機能で時間管理ができることです。
加えて、操作音をオフにできて、アラームもバイブで通知可能です。
なによりも手ごろな値段がおすすめできるポイントです。
1年間サウナウォッチとして使用した感想を以下記事で紹介しています。
https://gadget-camp.com/sauna-miband/
但し、公式の対応温度は超えているため、自己責任での使用になります。
連続利用20日のロングライフバッテリーや睡眠測定、歩数のトラッキング機能、着信表示等多機能なので、サウナ以外にももちろん使用でき、コストパフォーマンスがよいモデルです。
miband4は取り扱いがなくなってきており、値段的にもかえって高くなることがあります。
従って、miband5、miband6,miband7の方がおすすめです。
なお、7から商品名がMi BandからSmart bandに変わっていますが、後継シリーズになります。
サウナで使うだけであれば、心拍数測定やバイブアラート等の必要な機能は備わっているので、miband5で十分ですが、サウナ以外でもエクササイズの測定等色々な場面で使いたい方は新しいモデルがおすすめです。
なお、Smart Band7の後継機としてSmart Band 8,9が発売されていますが、高温により自動シャットダウンされることがあるので、サウナメインであれば最新モデルではなく、Smart Band7がおすすめです。
主な機能の違いを以下にまとめました。
最新モデルは、エクササイズの種類が150種類以上と非常に多く、最大酸素摂取量の測定機能もある等運動をする方には、魅力的な機能が備わっています。
Xiaomi Smart Band 7以降は新規の新機能追加はありませんが、画面の明るさ、バッテリー持ち、健康管理機能機能が向上しているという違いがあります。
バッテリー: Smart Band 9は233mAhの大容量バッテリーを搭載し、通常使用で最大21日間使用可能となっています。
健康管理機能についてはSmart Band 9では高性能センサーを搭載し、心拍数モニタリングと睡眠追跡の精度がさらに向上しています。(Smart Band 8比でそれぞれ16%および7.9%改善)
項目 | Mi Band 5 | Mi Band 6 | Xiaomi Smart Band 7 | Xiaomi Smart Band 8 | Xiaomi Smart Band 9 |
画面サイズ | 1.1インチ | 1.56インチ | 1.62インチ | 1.62インチ AMOLED | 1.62インチ AMOLED |
常時表示モード | × | × | ◯ | ◯ | ◯ |
バッテリー | 125mAh | 125mAh | 180mAh | 190mAh | 233mAh |
連続使用日数 | 14日 | 14日 | 15日 | 16日(通常使用) | 21日(通常使用) |
エクササイズ | 11種類 | 30種類 | 120種類 | 150種類以上 | 150種類以上 |
トレーニング分析 | × | × | ◯ | ◯ | ◯ |
着信通知 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
メッセージ通知 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
心拍数モニタリング | ◯ | ◯ | ◯ | ◯(精度向上) | ◯(精度向上) |
睡眠モニタリング | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
SpO2(血中酸素測定) | × | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
VO2(最大酸素摂取量) | × | × | ◯ | ◯ | ◯ |
Fitbit Charge6
項目 | 機能 |
防水性能 | 水深50mまで対応 |
対応温度 | -10°〜45°C |
心拍数測定 | 〇 |
ストップウォッチ | 〇 |
バイブアラート | 〇 |
重量 | 29g |
バッテリー持続時間 | 7日 |
お値段がやや高めとなりますが、Fitbit Charge5、後継のFitbit Charge6を実際に何度かサウナで使っている方がおり、何度もつかっているが、壊れていないとのことです。
対応温度は、-10°〜45°となっており、公式にも装着したまま、お風呂やサウナに入ることは控えくださいとの記載があるので、完全に自己責任になります。
特徴としては、Suicaを使える点で現金をもっていなくてもキャッシュレスで決済ができる点があります。スマホを銭湯等にはもっていきたくなく、Suicaで飲み物等をかえたり、決済できる施設で重宝するでしょう。主目的がサウナであれば、前モデルのFitbit Charge5でも十分でしょう。
GARMIN(ガーミン) Instinct
項目 | 機能 |
防水性能 | 水深100mまで対応 |
対応温度 | -20℃~60℃ |
心拍数測定 | 〇 |
ストップウォッチ | 〇 |
バイブアラート | 〇 |
重量 | 52g |
バッテリー持続時間 | 14日 |
口コミを見る限りは、サウナで使っている方もかなりの数がいるようです。
耐熱温度をみても他のスマートウォッチと比べてもかなり高くなっており、このスマートウォッチでダメであれば、他もサウナは厳しいだろうというぐらいの性能です。
価格もガーミンとしては安い部類に入る3万円以内とお手軽です。
まとめ
サウナ用のスマートウォッチの観点から3機種について紹介しました。
自己責任にはなりますが、個人的には以下の点を考慮してMibandがサウナ用スマートウォッチとしておすすめです。
・一方で1年以上使い倒しても壊れないタフさ、5気圧防水(プール使用可能)な防水性能
・心拍数計測可能、音がでない振動でのアラーム通知
・サウナ内でも目立たないコンパクトさ